最近のリモートワークの推奨で、運動不足になる人や太ってしまった人が増加するなか、白米より健康的な玄米に注目が集まっています。
しかし、玄米が健康やダイエットに良いと言われても、どうして良いか知っている人は少ないでしょう。
今回は、健康やダイエットに良いとされる玄米を食べ続けた結果や体がどう変化するのかを紹介します。玄米を食べる際の注意点についてもまとめましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
玄米を食べ続けた結果!体の変化について
玄米を食べ続けた結果としてはメリットとデメリットでいくつか分かれる結果となりました。
まず玄米を食べることによるメリットとしては体重が落ちやすくなることやダイエットの面で非常に有効だったことがあげられます、
玄米を食べ続けることにより、玄米に含まれる栄養素が体にどんな効果をもたらしてくれるのかを解説します。実は糖尿病にも効果があるので理由についても説明します。
玄米を食べ続けたら便秘が改善した!
玄米は白米に比べると食物繊維の量が約6倍も含まれています。実際に、便秘に悩む人が、玄米を食べ続けたら便秘が改善したという話はよく聞きます。
その理由は、玄米に含まれる不溶性食物繊維が、便のかさを増やしたり腸の動きを活発にしてくれるためです。
そして、食物繊維の多い玄米を発酵食品である納豆や味噌汁と一緒に食べることで相乗効果で便秘のサポートになるでしょう。
糖尿病が改善された
玄米は、白米に比べると歯ごたえがあって消化吸収が遅く、GI値が低いので、食後高血糖になりにくいです。
また、玄米に含まれる「γ‐オリザノール」という成分は、インスリンを分泌するβ細胞に働きかけ血糖値を下げる研究結果も出てきています。そのため、玄米を食べ続けた結果、糖尿病が改善された人も多くいますよ。
h3 玄米を食べ続けたら美肌になった!
玄米に含まれているフェルラ酸、フィチン酸、γ‐オリザノールはすべて抗酸化作用のある栄養素なので玄米を食べ続けた場合の美肌効果にも期待できます。
このほかにも、ビタミンB1やビタミンEなどが含まれており、皮膚や粘膜の健康維持や血行促進の効果など、美肌に不可欠な栄養素です。
【参考:女性健康科学研究会誌「玄米由来有効成分による食行動改善効果の分子機序の解明と応用」】
次にメリットとデメリットを紹介していきます!
玄米のメリット!白米と比べた場合の
玄米が体に良いと聞いたことがあっても、どのように体に良いのかわからない人は多くいるでしょう。玄米を食べ続けた結果のメリットについて紹介します。
玄米は白米より低糖質
お茶碗1杯160gに対しての白米の糖質は約57g、玄米の糖質は53gとされているので白米と比べると玄米のほうが糖質が低いことがわかります。
では、玄米といえども糖質は含まれているので「ダイエット中は避けたほうがいいの?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
実は玄米は、白米より糖の吸収度(GI値)が低いのでダイエットに向いています。GI値が高い食物を食べ続けた結果、体内の脂肪を作りやすくしてしまうためです。
玄米は白米よりミネラルが豊富
玄米は、白米と比べるとカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。現代の日本人は、ミネラルが不足しがちな食生活ですが、玄米を食べ続けた結果、これらのミネラルを補うこともできます。
玄米は白米より満腹感を感じやすい
玄米は白米と比べると固いのでよく噛んで食べる必要があります。時間をかけて噛むことでカロリー消費ができ、満腹中枢の刺激にも繋がるので、白米より少ない量でも満足感を感じることができます。
玄米を食べ続けた結果、自然と食べ過ぎ防止にもなるのでいつもお腹いっぱい食べてしまう人にもおすすめです。
玄米のデメリット&安全に食べる方法
玄米は、基本的には体に良い食品ですが、注意していないと危険な場合もあります。玄米を食べ続けた結果、デメリットになることと改善方法を紹介します。
玄米は消化が悪い
玄米は消化が悪いという噂を聞いたことがある人もいるでしょう。
玄米は、炊飯前の吸水が十分でないと固い炊きあがりになって消化が悪くなることがあります。玄米を食べ続けた結果、消化不良の原因になってしまうことになりかねませんので、最低でも5時間はしっかり吸水させてから炊飯しましょう。
残留農薬の危険性について
玄米の残留農薬について漠然とした不安を抱えている人も多くいるでしょう。
しかし、基本的には安全基準を上回る農薬が残留している玄米は流通していないといえるので、市販の玄米を食べ続けた結果、体に影響を及ぼすことはまずないでしょう。
ただし、基準値以下であっても残留農薬が気になるようであれば、農薬不使用や有機JAS(禁止農薬や化学肥料などを使用していないことを農林水産省に認められた農産物)の玄米の購入をおすすめします。
玄米の持つ毒性と改善方法
「玄米を食べ続けた結果、病気になった!?玄米には毒性が?」という情報をテレビなどで耳にすることがあります。
玄米には「アプシジン酸」という物質が含まれているのですが、この物質が高濃度である場合に細胞を傷つけることがあります。
しかし、玄米食をする程度では、体内でのアプシジン酸が高濃度になることはまずありえないので、特に心配することはありません。
どうしても心配な場合は、玄米の浸水時間を長めにして炊くとアプシジン酸が分解されるので安心して食べられますよ。
【参考:農林水産省「JASについて」】
まとめ
玄米のメリットやデメリットを紹介しました。玄米にはさまざまな栄養素が含まれているのに糖質が低いので、現代の日本人の偏りがちな食生活の改善におすすめの食品です。
しかし、玄米の浸水時間が面倒、という人や、基準値以下でも農薬が心配…という人もいるでしょう。最近では、手軽な玄米のレトルトパックや玄米を使用したクッキー、農薬節減玄米なども市販されていますので、そちらから試してみると良いですよ。
玄米をおいしく食べて健康的な美肌、スリムな体系を維持しましょう!