食品/飲料

味の素がアメリカで禁止されてる理由を紹介!怖い噂から体に悪いといわれる原因

味の素は誰もが一度は目にしたことのある調味料ではないでしょうか。常備している家庭も少なくはないはずです。私も「卵かけごはんにかけると美味しくなる。」というCMを真似して食べていたことがあります。

味の素は慣れ親しんだ調味料ですが、アメリカでは使用を禁止されているとのこと!使用を禁止される原因となった事件についてと、味の素とはどんな製品で、成分のMSGについてまとめました。日本では安全と言われている理由もまとめていますので、味の素などのうまみ調味料を選ぶ時に、安心して選べるようになりますよ。

味の素がアメリカで禁止されている理由

味の素は日本では当たり前に販売されて、使用されています。体に影響があるような印象はあまりありません。それなのに、アメリカでは使用を禁止されているというのですから、不思議ですね。

味の素がアメリカで使用禁止になるきっかけになった事件があったのです。

アメリカで禁止になったきっかけ

1960年代に数人のアメリカ人が中華料理を食べた後に眠気や顔の赤みやほてり、かゆみ、頭痛、体の痺れなどの症状がでた。この症状のほとんどは悪化することはなく、しばらくするとなくなった。この症状は「中華料理店症候群」という呼び名がつけられました。当時、原因は中華料理店で大量に使われており、うまみ調味料の成分MSG(グルタミン酸ナトリウム)が原因と考えられ、使用が禁止される事となりました。

 味の素はどんな製品?

東京帝国大学・池田菊苗博士が昆布だしからグルタミン酸を発見。その味を「うまみ」と名付けました。その後、簡単にうまみをつけることができるうま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)が開発されたのです。それをもとに味の素が作られ、1909年に発売されました。

味の素は、さとうきびの糖蜜を原料に発酵法で作っています。成分はグルタミン酸(MSG)、イノシン酸、グアニル酸、ナトリウムです。主成分のグルタミン酸(MSG)はアミノ酸の一種で、身近な成分なのです。イノシン酸はカツオに多く含まれる核酸の一種で、グアニル酸は干し椎茸に多く含まれる、ヌクレオチド構造を持つ有機化合物の一種です。この3つは3大うまみ成分と言われています。

MSGは何からできている?日本で安全と言われる理由は?

禁止された原因、MSG(グルタミン酸ナトリウム)という成分は何から作られ、日本で安全と言われる理由を知れば、安心して使えますね。また、MSG(グルタミン酸ナトリウム)は何に含まれるのか、禁止成分がアメリカ以外ではどのように考えられているか、ご紹介します。

MSGという成分は何からできているのか

味の素のMSG(グルタミン酸トリ.  At loウム)はサトウキビが原料になっています。サトウキビの糖蜜に発酵菌を入れ、味噌などのように発酵させる製法で作られています。トウモロコシやイモからも同様にMSG(グルタミン酸ナトリウム)は作ることができます。食物を原料にMSG(グルタミン酸ナトリウム)は作られているのです。

中華料理店症候群を引き起こした原因として、MSG(グルタミン酸ナトリウム)の使用をアメリカは禁止しました。その背景には当時、農薬や化学肥料の使用や食品添加物に対する反対運動が多く、アジア人に対して人種・文化的偏見もあった事も要因と言われています。

MSGは日本では安全と言われている理由

1960年日本で厚生労働省(当時の厚生省)の食品衛生法に基づいて、MSG(グルタミンナトリウム)は安全と認められました。国際的な公的機関でも繰り返し安全性が確認されています。また、長期間使用した場合でも自然の食物にも含まれている物質で、肝臓などで代謝され、体内に蓄積されないので安全なのです。

厚生労働省の基準では使用量に制限はありません。料理に合わせて加減をするようにしていきましょう。

アメリカ以外でMSGはどう考えられているの?

アメリカ以外の国でMSG(グルタミン酸ナトリウム)が禁止されているのはカナダです。

イギリスやヨーロッパも健康志向の為に嫌煙されがちでしたが、最近は三ツ星レストkランで健康に影響はないと否定されるなど、受け入れられてきています。

100カ国以上が味の素を使用していることもあり、現在は安全な調味料という認識がほとんどです

うまみ調味料とは?どんなものに使うと料理が美味しくなる?

うまみ調味料は、手軽にうま味を与え、素材の味を引き立て、全体の味を調和させる調味料です。100カ国以上が味の素を使用しており、現在は安全な調味料という認識がほとんどです。色々な料理に使うことができ、料理を一層美味しく作ることができますよ。

MSGが含まれている物

MSG(グルタミン酸ナトリウム)が多く含まれていると言われている物は、日本人が美味しいと思う物のほとんどに含まれています。添加していなくても、それぞれにもとから含まれている物も多いのです。母乳の成分の中にも含まれています。

麵つゆやソース類、レトルト食品などにもMSG(グルタミン酸ナトリウム)表記されてはいませんが、「調味料(アミノ酸等)」の表記をされている場合もあります

味の素を使った美味しい料理の例

・チャーハンや炒め物をするときに、少しふり入れてみてください。いつもよりコクや深みが出て美味しくなります。

・漬物やお浸しを食べる前にふりかけます。味に深みが出て一層美味しくなりますよ。

・味噌汁や煮物を作る時にも少しふり入れます。だしのうまみが増して、美味しく仕上がります。

まとめ

味の素は、日本で作られたうまみ調味料で、MSG(グルタミン酸ナトリウム)という成分でできています。1960年代の中華料理症候群がきっかけで味の素はアメリカでは使用を禁止されました。

しかし、禁止成分MSG(グルタミン酸ナトリウム)は自然由来の原料で作られており、健康に悪影響が起ることはない事が近年証明されています。現在は100カ国以上がMSG(グルタミン酸ナトリウム)を使用しています。安心して使用してくださいね。

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ささ
食と肉の専門家 美味しいお酒を探し求めながら、全国をふらふら歩いています。 多くの焼肉店から多くの飲食外店を食べ歩き 最高の食を多くの人に提供します。
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