ケーキやマカロンなどお菓子を作る時にサクッとした口当たりやふわふわ食感を演出する大切な役割を持つメレンゲですが、メレンゲが泡立たずに失敗してしまったり、捨ててしまったり、お菓子作りを諦めてしまったことはありませんか?
メレンゲが上手く泡立たずにゆるくなってしまう原因をはじめ、泡立たないメレンゲを復活させる方法3選、失敗したメレンゲを再利用する方法を紹介していきます。
「メレンゲが泡立たないけど復活させる方法はあるの?」「メレンゲがゆるくなる原因は?」「失敗したメレンゲを再利用する方法はある?」と悩んでいる方必見です!
もくじ
メレンゲが上手く泡立たない!ゆるくなってしまう原因5選
「メレンゲを泡立てたのは良いものの、ゆるくなってしまった…」と悩んでいる方はいませんか?ここでは、メレンゲが上手く泡立たずにゆるくなってしまう原因5つを知ると、メレンゲを上手に泡立てられるようになりますよ。
砂糖を一気に入れて泡立てた
メレンゲが泡立たない原因の一つは、卵白に一気に砂糖を加えることです。
メレンゲは卵白と砂糖を使用して作るため、必ずと言っていいほど砂糖を加えます。お菓子作りのレシピ本やネットのレシピに砂糖の分量が記載されていますが、それを一度に全て加えてしまうと卵白と砂糖がしっかりと混ざらず、結果として泡立たなくなります。
上手に泡立てるには、卵白に少なくとも3回に分けて少量ずつ砂糖を加えて、しっかりと混ぜることを徹底しましょう。
泡立てる時間が足りていない
卵白に数回に分けて砂糖を加えて混ぜているのに泡立たないという経験をしたことはありませんか?
これは、泡立てる時間が足りずしっかりと泡立てていないのが原因です。特に、ハンドミキサーやブレンダーを使わずに手動で泡立て器を使用して泡立てようとすると、かなりの時間と労力が必要になります。
卵白と砂糖に適度な空気が入らなければ、メレンゲは泡立ちません。手動の泡立て器を使用して泡立てている場合は、気長に続けることも大切です。
油分や水分が混ざってしまった
メレンゲを泡立てる時に、ボウルやハンドミキサーや泡立て器に少しでも油分や水分が残った状態で泡立ててしまうと、メレンゲが分離して上手く泡立たなくなってしまいます。
メレンゲを上手に泡立てるために、油分や水分が混ざらないように調理器具をきれいに洗って油分を落とし、キッチンペーパーや布巾でしっかりと水分を拭き取るようにしましょう。
古い卵の卵白を使って泡立てた
古い卵の卵白を使用することもメレンゲが泡立たない原因となります。
卵を割った時に卵白が水っぽい状態のものは泡立ててもゆるいままになり、メレンゲ作りには不向きですので注意しましょう。
また、購入した手の卵でもお菓子作りのために常温で長時間置いていると卵白のコシがなくなり、泡立たなくなってしまいます。
そのため、メレンゲを泡立てる際には、出来るだけ冷蔵庫から出したばかりの卵を使用するようにしましょう。
卵白に卵黄が混ざっている
卵を卵黄と卵白に分ける際に少しでも卵黄が混ざっていると、メレンゲが上手に泡立ちません。理由は、卵黄が油分を含んでおり、メレンゲの膜を壊してしまうためです。
卵白の中に卵黄が残らないように、たまごのからを割ったら卵黄を片方の殻の中でしっかりと受け止めてキレイに分けるようにしましょう。
また、卵を割った際にあまりにもたくさんの卵黄が混ざってしまった時は、諦めて別の料理に活用し、新しい卵白を用意しましょう。
泡立たないメレンゲを復活させる方法3選
「泡立たないメレンゲを復活させたいけど方法が分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ここでは、泡立たないメレンゲを復活させるためにすぐに出来ることを3つ紹介していきます。
冷蔵庫で30分程冷やして再度泡立てる
メレンゲが上手く泡立たない場合は、一度冷蔵庫で冷やしてからもう一度泡立ててみましょう。冷蔵庫で30分程冷やしてから再度泡立てることで、復活しますよ。
また、氷水に漬けて卵白の温度を下げながら泡立てる方法もあります。ただし、メレンゲに油分や水分が混ざって泡立たなくなってしまった場合には、この方法でも復活しない可能性がありますので注意しましょう。
冷凍庫で凍らせて再度泡立てる
メレンゲが泡立たなくて困っている方は、冷凍庫で凍らせてから再度泡立ててみましょう。卵白を15分程冷凍庫で凍らせ自然解凍してもう一度泡立てるという方法です。
この方法は、ハンドミキサーを持っていない方でも簡単にメレンゲが泡立てられますよ。時短でメレンゲを作りたい方は、卵白を冷凍すると覚えておきましょう。
湯煎で温度が50度になるまで温める
「メレンゲを泡立てるのに湯煎して大丈夫なの?」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
メレンゲの泡立て方には2つの種類があり、卵白を冷やして泡立てる方法を「フレンチメレンゲ」、湯煎で温めて泡立てる方法を「イタリアンメレンゲ」や「スイスメレンゲ」と呼び、メレンゲひとつとっても種類があります。
メレンゲが泡立たない時に復活させる方法は、湯煎で約2〜3分程温度が50度になるまで温めてから再度泡立てることで、ピンとツノの立った固めのメレンゲが出来上がりますよ。
メレンゲが泡立たないまま復活もできない…再利用方法3選
「メレンゲが泡立たないし、元に戻らなかった…」「捨てたほうがいいのかな…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。メレンゲが上手く泡立たず、復活させる方法でも元に戻らなかった場合の使い道はまだありますので、捨てるのはもったいないです。
ここでは、復活しなかったメレンゲの再利用方法を3つ紹介していきます。
マフィンなどのカップケーキにする
メレンゲの泡立てに失敗しても、マフィンなどのカップケーキの材料であれば有効活用できます。
カップケーキは、膨らませるのにベーキングパウダーを使用しますが、泡立たなかったメレンゲを代わりに使用すると、ふわふわ食感のカップケーキを作ることができます。
また、お好みでココアや紅茶、抹茶風味にしたり、チョコチップやブルーベリーなどを入れてアレンジも楽しめますよ。
ラングドシャの材料にする
ラングドシャは手作りするイメージがあまりない方もいるかもしれませんが、サクサク食感や口の中でとろける舌触りが楽しめるラングドシャの材料にする方法もあります。
泡立たなかったメレンゲと小麦粉を使用して簡単に作ることができ、バレンタインやギフトなどで喜ばれますよ。
メレンゲを使った卵焼きを作る
泡立たなかったメレンゲは、お菓子だけでなく卵焼きにも再利用できます。失敗したメレンゲに卵黄、出汁や醤油を加えてだし巻き卵を作る要領で焼いて完成です。メレンゲに砂糖が入っているので、子どもが喜ぶ甘い卵焼きを作ることができますよ。
まとめ
メレンゲは卵白を泡立てるだけで作ることができますが、ポイント・コツを掴んでいないと上手に作ることができません。
メレンゲが上手く泡立たない場合に「失敗したかも…」と諦めてしまって捨ててしまうのはもったいないです。
今回紹介したポイントや復活させる方法などを参考にし、万が一メレンゲが泡立たない場合も、別の焼き菓子や料理に再利用するなど使い道はたくさんありますので、捨てずにリメイクレシピに活用してお菓子作りや料理を楽しみましょう。