さつまいもと言うと、甘くて美味しいおやつ=食べすぎると太ってしまうというイメージがありますよね。
しかし実はさつまいもが持つ「レジスタントスターチ」という物質には痩せる効果があるとか!?
この記事ではさつまいもに含まれるレジスタントスターチについて解説していきます。
さつまいもはダイエットに効果的?
さつまいもはその甘みから糖質が高い食べ物だと思われがち。しかしこのさつまいもに含まれるでんぷん質は冷やすことで「レジスタントスターチ」という物質へ変化します。
「レジスタント」とは消化されにくいという意味で、「スターチ」はでんぷん。
レジスタントスターチとは、名前の通りレジスタント(消化されにくい)スターチ(でんぷん)。腸で食物繊維と同じ働きをするという特徴を持っています。
さつまいもは元々食物繊維を多く含んだ食材として知られており、便秘解消などに効果的とされています。
これに+αとして、冷やして食べることでさらに食物繊維の働きを活発にすることができるというわけです。
カロリーはご飯150g(約1杯分)が約250kcalに対し、さつまいも150gが約190kcal。
置き換えダイエットとしても一時期流行しました。
ダイエット食としてのさつまいもの魅力
元々(冷やしていない)のさつまいもが持つダイエットに効果があるポイントとして挙げられるのは以下の2点。
①水溶性食物繊維を多く含んでいること・・・腸内での消化吸収をおさえ、便通を促す効果があります。
②低GI食品ということ・・・GI値の低い食品は糖の吸収がゆるやかで、脂肪がつきにくいという特性があります。
冷やしたさつまいもが持つ特徴
一方、冷やしたさつまいもはというと、
①でんぷん質がレジスタントスターチへ変わる
②レジスタントスターチは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、両方の性質を持つ
同じさつまいもなのに冷やした方がダイエット効果が高いとなると、ダイエッターとしては冷やして食べる選択肢しか無くなりますね。
さつまいもに含まれる様々な栄養素
ここまでレジスタントスターチ、食物繊維についてお話してきましたが、さつまいもはこれ以外にも実に豊富な栄養素を含んだ食材です。
ここからはさつまいもに含まれる栄養素についてご紹介していきます。
①ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要不可欠で、お肌に良い栄養素として知られています。
また、カルシウムやミネラルの吸収を促進する働きも持っています。
さらに、通常のビタミンCは熱に弱いという特性があるのですが、さつまいもに含まれるビタミンCは熱に強いと言われています。
②カリウム
カリウムは細胞の浸透圧を調整する働きを持っており、腎臓のナトリウムの再吸収を抑制・排泄してくれます。これによってむくみを予防することができます。
③ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンで、名前の通り油に溶ける特性を持っています。
最も有名な効果としては抗酸化作用が挙げられます。細胞膜の酸化による老化や動脈硬化などの生活習慣病の予防対策としても効果があります。
④アントシアニン
アントシアニンはポリフェノールの一種で、さつまいもの中でも紫色の品種のみに含まれています。
ビタミンEと同じく抗酸化作用が高く、生活習慣病の予防にも効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。さつまいもには様々な栄養素が含まれていますが、ダイエット中はこれを冷やして食べることでさらに効果がUPします。
スーパーフードやサプリには敵いませんが、スーパーなどで身近に手に入るさつまいもをダイエット中のご褒美として冷やして食べてみてはいかがでしょうか。