独特な食感が特徴的なアロエ。
ジュースやドリンクなどに多く入っており、デザート感覚で食べている方もたくさんいるでしょう。
ただ、ネット界隈では、
「アロエに毒性がある」
という噂が広まっています。
そこでこの記事では、アロエに毒性があるというのは本当か、どんな効果に期待できるのか、副作用などはあるのかということについて、詳しく解説していきます。
もくじ
アロエに毒性があるって本当?
アロエに毒性があるというのは、半分正解で半分不正解です。
というのも、我々がよく口にするアロエの果肉には毒性がありません。
ただ、表皮にはアントラノイドという発がん性物質が含まれていて、食用には向いていません。
アロエの皮を食べることによって死に至るというような話は現状ありませんが、毒性があるということだけははっきりしていますので、食べるのは果肉だけにしておきましょう。
アロエには魅力がたくさん?期待できる効果は?
毒性がないアロエの果肉には、いくつかの健康効果があります。
以下、期待できる健康効果について詳しく見ていきましょう。
がん予防
アロエの果肉には、がん細胞に対する免疫力を上げる効果があります。
そのため、定期的にコツコツ食べ続けることによって、がんに強い体を作りやすくなるのです。
血圧を下げる
アロエの果肉には、血圧を下げるという効果もありますので、
・心筋梗塞
・脳卒中
などの生活習慣病を防ぎやすくなるのです。
シミ予防
アロエに含まれる「アロエシン」という成分には、シミやそばかすを予防する効果があります。
ドラッグストアなどに行くと、アロエを原料としているスキンケア用品がたくさん販売されていますよね。
アロエシンには、ビタミンCと同じくらいの美肌効果がありますので、美しい肌を維持していきたいと考えている方は、是非試してみてください。
アロエの副作用とは?
アロエの摂取量の目安は、1日15gから60gまでと言われています。
食べすぎてしまうと、
・下痢
・腹痛
・子宮の収縮
・体を冷やす
というような副作用が出てしまうことがありますので注意が必要です。
アロエの正しい下処理方法
では次に、アロエの正しい下処理方法について詳しく見ていきましょう。
皮の剥き方
先ほども解説したように、アロエの表皮には発がん性物質が含まれています。
食べる時には、ひとまずこの皮を剥くところから始めなければなりません。
具体的な切り方は、
ステップ1:アロエの葉っぱを約8㎝程の幅に切る
ステップ2:皮の両端を切り落とす
ステップ3:皮をむく(リンゴを剥くイメージ)
ステップ4:食べやすい大きさに切る
となります。
味付け方法
ヨーグルトやジュースなどに含まれているアロエは、事前に味付けがされています。
スーパーなどで買ってきたアロエは、味付けが一切されていない状態になりますので、そのままの状態だとかなり淡泊な味になります。
味付けの方法に正解はありませんので、
・砂糖やシロップで甘く味付けをする
・醤油で味付けをする
など、様々な食べ方に挑戦して、好みの味を探してみてください。
皮は捨てる以外に活用法がない?
アロエの皮には発がん性物質が含まれていますので、基本的に食べることはできません。
とはいえ、
「皮をそのまま捨てるのは何だかもったいないな」
と感じる方もいるでしょう。
以下、アロエの皮を有効活用する方法について詳しく解説していきます。
スムージーにすれば食べられる
アロエの皮はそのままでは食べることができません。
ただ、スムージーにすることによって食べられるようになります。
アロエの皮だけではかなり淡泊なスムージーができあがってしまいますので、
・りんご
・小松菜
・牛乳
・砂糖
などを加えて、好みの味に調整してみましょう。
お風呂に浮かべるのもあり
アロエの皮をネットに入れてお風呂に浮かべるというのも、おすすめの活用方法の1つです。
アロエの皮には美容成分が豊富に含まれていますので、お風呂に浮かべることによって簡単にお肌ケアができるようになります。
また、アロエ独特の香りを楽しむこともできますので、興味がある方は是非試してみてください。
まとめ
アロエには毒性があるという噂が出回っていますが、果肉自体には毒性がある物質は含まれていません。
ただ、表皮には「アントラノイド」という発がん性物質が含まれていますので、絶対に食べないようにしましょう。
こう聞くと、
「果肉に毒性がないとは言っても、何だか不安だな」
「いっそのことアロエを食べるのは辞めようかな」
と思う方がいるかもしれません。
ただ、アロエには、
・がん予防
・血圧を下げる
・シミ予防
などの効果がありますので、食べないのは非常にもったいないと言えます。
表皮さえ食べなければ健康に悪影響を及ぼすことはありませんので、積極的に取り入れていくようにしましょう。
ただし、1日の摂取目安量を超えてしまうと、下痢や腹痛などの副作用が起こることもありますので注意が必要です。