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水出し緑茶の危険性を紹介!デメリットからメリットの効果について解説

水出し緑茶は危険だと言われる事があります。夏場に冷えた水出し緑茶を好んで飲んでいる方も多いかもしれませんが、加熱をせず飲む形式の水出しに不安を感じる方も少なからずいます。

雑菌が繁殖し食中毒になるのではないかと不安に思う方も多いでしょう。水出し緑茶の危険を軽減し、安全に楽しむためにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。

今回は、水出し緑茶が危険だと言われる理由やデメリットを紹介するとともに、水出し緑茶を安全に楽しむためのポイント、健康面でのメリットなどを紹介します。夏の暑い時期に水出し緑茶を飲みたい方は是非参考にしてみてください。

 水出し緑茶が危険と言われるのはなぜ?デメリットはどこにある?

そもそも、水出し緑茶が危険だと言われるのにはどんな理由があるのでしょうか。水出し緑茶は、緑茶用の茶葉を水につけて加熱することなく長時間置いておくことで作ることができます。夏場にぴったりな飲み物ですが、デメリットもあるので注意が必要です。

雑菌が増える心配

加熱しないことで雑菌が増える心配があるのがデメリットです。また、お茶を作った後の茶葉も問題です。お茶を作った後に残った茶葉は、カテキンが抜けていることで殺菌作用を失っており、腐敗しやすくなっています。

水道水は向かない?

水出し緑茶に、水道水をそのまま利用することは向きません。水道水にはカルキが含まれていて、せっかくの緑茶の風味と香りを悪くしてしまいます。近年は、以前よりも水道水の質が高くなっており、安全性は高まっていますが、水出し緑茶の危険性を抑えるという点ではおすすめできません。

水道水を使う場合は、一度煮沸してカルキをしっかりと抜いてから利用するのがおすすめです。できるなら、水道水ではなくミネラルウォーターを利用したほうが安心です。水出し緑茶の危険を軽減するだけでなく、味わいもよくなります。

カテキン・カフェインが抽出されづらい

お茶の栄養面における最大のメリットはカテキンとカフェインです。様々な健康効果が確認されている要素ですが、これらは高温のほうが効率よく抽出されることが分かっています。

水出しの形では、カテキンとカフェインの抽出量が少なくなってしまう点は大きなデメリットといえます。栄養面はあまり重視せず、風味とさわやかさを重視したい場合には問題は少ないですが、お茶を飲む目的としてカテキンとカフェインの抗酸化作用を期待する場合には、水出し以外の加熱する方法での抽出方法を検討しましょう。

水出し緑茶は危険なの?

結論から言ってしまうと、水出し緑茶に危険性はありません。
中には、
「水道水で作るから衛生的に不安」
と考える方もいますが、日本の水道水は比較的安全性が高く、水出し緑茶にも安心して使うことができるのです。

水道水には、
・カビ
・雑菌
の繁殖を防ぐために、塩素が用いられています。

塩素についても、分量がしっかりと調整されているため、人体に悪影響を及ぼす可能性はかなり低いと言えます。
ただ、中には塩素による悪影響を懸念している方もいるでしょう。

そのような方は、浄水器を通したり、ウォーターサーバーを使って水出し緑茶を作ってみることをおすすめします。

水出し緑茶の危険性を取り除くおすすめの作り方のポイント3つ?

水出し緑茶の危険性を取り除くおすすめの作り方を紹介します。水出し緑茶は危険だからといって他の方法を優先する方も多いかもしれませんが、安全な作り方を取り入れることで危険性を大幅にカットできます。ぜひ試してみてください。

ミネラルウォーターを使う

水出し緑茶を作る際には、水道水ではなくミネラルウォーターを利用するほうが安全です。水道水も最近は質が高くなり安全性は増していますが、水出し緑茶本来の風味とさわやかさを楽しむためには、やはり水道水のカルキは邪魔になります。

市販のミネラルウォーターは、不純物を最大限に取り除いた質の高い水です。水出し緑茶の風味を最大限に引き出すとともに、カルキのデメリットを取り除くという意味で、ミネラルウォーターの利用をおすすめします。

茶葉をなるべく早く取り出す

茶葉は、長時間水につけていると腐敗の原因になることが分かっています。水につけてお茶を作った後の茶葉は、カテキンが抜けている状態であり、カテキンが持つ殺菌作用がなくなっています。

長時間水につけたままにしておくと腐敗がどんどん進んでしまいます。お茶を抽出した後は、できるだけ早く茶葉を取り除くようにしましょう。

2~3日以内に飲み切る

作った水出し緑茶は、できるだけ早く飲み切ってしまいましょう。目安としては、抽出をしてから2~3日以内です。水出し緑茶は加熱をしていないため、やはり雑菌の繁殖が起こりやすいです。いくら冷蔵庫に入れていたとしても、雑菌の繁殖は止められません。

水出し緑茶が危険な状態になる前に、早めに飲み切ることを心がけましょう。一度の抽出でお茶を作りすぎないことも重要なポイントです。

水出し緑茶を飲むメリットや効果は?健康に良いって本当?

水出し緑茶は危険という噂を聞いて、飲むのをやめてしまう方も一定数存在していますが、これは非常にもったいないことです。
なぜなら、水出し緑茶にはたくさんのメリットがあり、様々な効果に期待できるからです。

水出し緑茶はいくつかのポイントを注意すれば危険を除いて安全に楽しめます。水出し緑茶はさわやかで冷たくておいしく飲める飲み物というだけでなく、栄養面・健康面の効果も期待されています。
以下、水出し緑茶を飲むことによって期待できる効果やメリットについて、詳しく開設していきます。

ビタミンCが豊富

水出し緑茶には、ビタミンCが豊富に含まれていることがわかっています。ビタミンCは熱に弱いという性質があるため、沸騰させたお湯に茶葉を入れると、茶葉に含まれているビタミンCが破損してしまいます。

水出しにすることで、ビタミンCを破損させることなく抽出することができます。ビタミンCは風邪の予防や活性酸素の除去による抗酸化作用が期待されており、健康を意識する方には必須の栄養素です。

水出し緑茶の場合は、熱を加えることがありませんので、ビタミンCを壊すことなく効率的に摂取できるようになるのです。

ビタミンCには、
・風邪予防効果
・美容効果
などがありますので、健康を意識している方に最適と言えます。


甘味が強い

水出しで緑茶を作るほうが、熱湯を利用するよりも甘味が強くなるという特徴があります。緑茶にはお茶に含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、渋みや苦みを持っています。熱湯によって効率よく抽出されてしまうため、苦みや渋みが増してしまう結果になります。

水出し緑茶のほうが子供にも好まれやすいのは、渋みや苦みが少なく味わえることも一つの要因と考えられます。

水出し緑茶のメリットは、甘みが強いということです。
緑茶には、カテキンという成分が含まれていて、この成分は免疫アップに役立ちます。
一方、カテキンは60度以上になると量が増えすぎてしまい、
・苦み
・渋み
が出るようになります。

水出し緑茶の場合は、温度が60度以上になることはありませんので、甘みとうまみのある緑茶を楽しめるようになるのです。

免疫力が強い

水出し緑茶のほうが免疫力が強いことが分かっています。お茶に含まれるカテキンのうち、エピガロカテキン(ECG)には高い免疫力が備わっていますが、エピガロカテキンガレートはエピガロカテキンの働きを阻害してしまいます。エピガロカテキンガレートは熱湯で多く抽出されるため、熱湯を利用したほうが水出しよりも免疫力の少ないお茶になります。

【参考:[成果情報名] 水出し緑茶に含まれるエピガロカテキンのマクロファージ食作用活性増強メカニズ ム

心臓病や脳卒中のリスク低下に期待できる

水出し緑茶を定期的に飲むことによって、
・心臓病リスク
・脳卒中リスク
の軽減に繋げられる場合があります。

その理由は、カフェインやカテキンが含まれているからです。
中には、
「温かい緑茶の方が効果的でしょ?」
と考える方もいるのですが、水出し緑茶でも十分な効果を得られます。

口内トラブルの防止に繋がる

何度も解説しているように、緑茶にはカテキンが含まれています。
カテキンは、抗菌作用も兼ね備えていて、
・虫歯
・歯周病
・口臭
などの予防に繋げられるのです。

また、喉に付着しているウイルスを除去してくれる効果もありますので、風邪が流行る時期は緑茶でうがいをしてみると良いでしょう。

日持ちする

水出し緑茶は、温かい緑茶よりも日持ちします。
なぜなら、水道水に含まれている塩素によって、カビや雑菌の繁殖を防げるからです。
この記事を見ている方の中には、
「水道水には塩素が含まれているから危険」
と考える方もいると思いますが、塩素が入っているおかげで安心して水出し緑茶を楽しむことができるのです。

水出し緑茶のデメリット

では次に、水出し緑茶に隠されたデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

お湯出しよりもカテキンが少な

先ほども解説したように、緑茶に含まれるカテキンやカフェインというのは、60度を超えると多く抽出されるようになります。
水出し緑茶の場合、温度が60度異常になることはありませんので、温かい緑茶よりもカテキンやカフェインの量が減ってしまうのです。

この記事を見ている方の中で、
「効率的にカフェインやカテキンを摂取していきたい」
と考えている方がいるのであれば、水出し緑茶ではなく、温かい緑茶を飲んだ方が良いと言えます。

時間がかかる

水出し緑茶は、茶葉を入れたポットに水を入れるだけで作れますので、
「すぐに飲めるのでは?」
と思ってしまいがちです。

ただ、お湯出し緑茶に比べると、抽出に時間がかかるため、すぐには飲めない場合があります。

1回分程度であれば、5分から1時間前後で作れるケースもありますが、量が多い場合は2時間から6時間ほど時間がかかってしまうこともありますので注意しましょう。

「待ち時間を作りたくない」
と考えている方は、容器を2本ほど用意して、1本目がなくなる前に作り置きをしておくのがおすすめです。

カルキ臭が気になる場合もある

先ほども解説したように、水道水にはカビや雑菌の繁殖を食い止めるために、塩素(カルキ)が含まれていますので、味や匂いに変化が出てしまうこともあるのです。

ただ、冷蔵庫に入れて保存することによって、カルキ抜きを行えるようになりますので、より美味しく飲みたいと考えている方は、作った後すぐに飲むのではなく、一旦冷蔵庫に入れてカルキを抜いてから飲むようにしましょう。

水出し緑茶を楽しむ際の注意点

では最後に、水出し緑茶を楽しむ際の注意点について、詳しく解説していきます。

できるだけ早く飲み切る

水道水で作る水出し緑茶は、カルキの働きにより、お湯で作る緑茶よりも長持ちします。
ただ、長持ちするとは言っても、時間が経てば経つほど傷んでいきますので、できるだけ早く飲み切るようにしましょう。

特に夏場は劣化スピードが速くなりやすいため、2日から3日前後で飲むことをおすすめします。
水出し緑茶には明確な賞味期限などがなく、傷み具合の判断がかなり難しいです。
しばらく放置してしまった水出し緑茶から、変な臭いがする場合や、異物が浮いている場合は、傷んでいる可能性が高いため、飲まずに捨てるようにしてください。

プラスチック製の容器に入れるのはおすすめしない

水出し緑茶をプラスチック製の容器に入れて保管している方はたくさんいるでしょう。
ただ、プラスチック製の容器は劣化が進みやすく、雑菌が繁殖しやすいためあまりおすすめできません。

また、デザイン性を重視したオシャレな容器は、細部までしっかりと洗うことができず、緑茶の劣化に繋がりやすいため注意が必要です。

水出し緑茶を安全に楽しみたいと考えている方は、
・ガラス製の容器
・構造がシンプルな容器
を選ぶようにしましょう。

茶葉を入れっぱなしにしない

水出し緑茶を作った後、茶葉を入れっぱなしにしている方はたくさんいるでしょう。
茶葉を入れっぱなしにすることにより、程よい苦みや渋みが出ますので、緑茶本来の味を楽しみやすくなりますが、その分劣化スピードも速くなりますので、抽出後は速やかに取り出すことをおすすめします。

まとめ

水出し緑茶は危険と言われることが多いのですが、仮に水道水で作ったとしても危険性はかなり薄いです。
ほとんどの方が、水道水に含まれる塩素を気にしていると思いますが、日本の水道水の基準はかなり高く、安全性が担保されていますので、安心して飲むことができます。

ただ、どうしてもカルキ臭が気になったり、味が気になったりするのであれば、浄水器を通したり、ウォーターサーバーを使ったりして抽出するようにしましょう。
水出し緑茶は必ずしも危険であるということはありません。水出し緑茶の危険性は、いくつかのポイントを押さえておけば大幅に軽減できます。

・ミネラルウォーターを使う
・茶葉を早めに取り除く
・2~3日で飲み切る

水出し緑茶の危険性を取り除くことができれば、栄養面や風味の面でのメリットがあります。

・ビタミンCが多い
・甘味が大きくなる
・免疫力が高い

お好みで、あるいは飲むタイミング、誰が飲むかなどを考慮して、状況にあったぴったりの飲み方を選択してみてはいかがでしょうか。

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ささ
食と肉の専門家 美味しいお酒を探し求めながら、全国をふらふら歩いています。 多くの焼肉店から多くの飲食外店を食べ歩き 最高の食を多くの人に提供します。