美味しいローストビーフを作るためには、お肉の加熱具合に注意する必要があります。
この記事を見ている方の中には、
「お肉が生焼けなんだけど、大丈夫かな・・・」
という不安を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、ローストビーフは生焼けでも食べられるのか、加熱具合を確かめるにはどうすればいいのかということについて、詳しく解説していきます。
もくじ
ローストビーフは生焼けでも食べられる?
結論から言ってしまうと、ローストビーフは生焼けでも食べられます。
中には、食中毒の心配をしている方もいると思いますが、基本的に牛肉の内部に細菌がいることはありませんので、表面さえしっかりと火が通っていれば、安全に食べることができます。
ただし、
「絶対に食中毒にならない」
と断言することはできませんので、正しい方法で加熱具合を確認し、しっかりと火が通ったことを確認してから食べるようにしましょう。
ローストビーフが生焼けになる理由は?
では次に、ローストビーフが生焼けになってしまう理由について、詳しく見ていきましょう。
冷たい状態で加熱している
牛肉を冷蔵庫から出し、すぐに加熱を始めてしまうと、中まで火が通りにくくなります。
その結果、外側はしっかり焼けているのに、中はほとんど焼けていない「生焼け状態」になってしまうのです。
また、冷たい状態で加熱することによって、生焼けになりやすくなるだけではなく、
・脂肪
・旨味
・肉汁
が逃げてしまい、美味しく仕上げられなくなりますので注意しましょう。
予熱時間を確保していない
ローストビーフを美味しく仕上げるためには、予熱時間を確保することが大切です。
中には、湯煎が終わった後にすぐ取り出して切り始めてしまう方もいるのですが、これをやってしまうと生焼けのリスクが高まります。
中までしっかりと火を通し、美味しく仕上げるためにも、袋が冷めるまではそのまま置いておくようにしましょう。
ローストビーフの加熱具合を確かめる方法は?
ローストビーフというのは、加熱具合の確認がかなり難しいです。
以下、加熱具合を効率的且つ簡単に確認する方法をいくつか紹介していきます。
竹串を使う
ローストビーフの加熱具合を確かめる時は、竹串を使うのがおすすめです。
お肉の一番分厚いところに竹串を刺し、その竹串を自分の口元に持ってきて温度を確かめます。
温かければ火が通っているということですし、冷たければまだ火が通っていないということです。
鉄串を使う
竹串で温度がわかりにくい場合は、鉄串を使ってみるのもおすすめです。
鉄串をローストビーフの最も分厚いところに刺して、10秒待った後に取りだして唇につけてみてください。
鉄は熱を吸収しますので、竹串よりも温度の違いが分かりやすいと思います。
ただし、竹串よりもやけどのリスクが高くなりますので、十分注意して行うようにしましょう。
温度計を使う
料理温度計という便利な道具を持っているのであれば、それを使って内部の温度を確かめてみてください。
ローストビーフの中心が、50度〜60度前後になっていれば、火が通っているという証拠です。
温度が50度以下の場合は、生焼けの可能性がありますので、再度加熱していきましょう。
ローストビーフが生焼けだったらどうすべき?
では最後に、ローストビーフが生焼けだった場合の対処法について詳しく解説していきます。
フライパンで再加熱する
ローストビーフが生焼けの場合は、フライパンを使って加熱するのがおすすめです。
フライパンを使うことによって、牛肉の外側から熱を入れられるようになりますので、生焼けを解消しやすくなります。
ただし、強火にしすぎてしまうと表面が真っ黒になってしまいますので注意が必要です。
湯煎の時間を長くする
ローストビーフが生焼けだった場合は、湯煎の時間を追加しましょう。
生焼け度合いが低い場合は、5分ほど追加で湯煎をするだけでもしっかりと火が通るようになります。
生焼けだからと言って、長時間湯煎をしてしまうと全体に火が通り過ぎてしまい、ローストビーフの味が落ちてしまうこともありますので注意が必要です。
レンジで加熱する
「フライパンでの再加熱も、湯煎での再加熱も面倒くさい!」
という場合は、レンジを使ってみましょう。
ローストビーフをラップで包み、2分刻みで再加熱をすることによって、丁度よい具合に熱を入れられるようになります。
一気に過熱してしまうと、肉がぱさぱさしてしまいますので、様子を見ながら加熱時間を調整することをおすすめします。
まとめ
ローストビーフは、加熱具合の判断が物凄く難しいです。
生焼けのローストビーフを食べてしまったとしても、食中毒になる可能性は低いですが、せっかくのローストビーフですから、美味しく味わいたいですよね。
この記事を見ている方の中で、
「ローストビーフの加熱具合ってどう判断すればいいの?」
「生焼けな気がするけど大丈夫かな」
という不安を抱えている方がいるのであれば、今回紹介した方法を参考にしながら、中までしっかりと火が通っているかどうかを確認してみましょう。