食品/飲料

もずく酢が危険な理由!原因から効果的な食べ方まで解説

もずく酢は、お酢好きにはたまならい1品ですが、もずく酢の約9割が養殖された沖縄もずくを使用しているのは、ご存じでしょうか?

沖縄もずくは、太くて歯ごたえがあり歯切れがよいのが特徴で、もずく酢は、もずくの特徴を活かした人気の調理法です。

しかし、もずく酢を食べる時には注意が必要で、間違った食べ方をすると、体に危険な影響を与えてしまう可能性があるんです。

ですが、もずく酢を正しく食べることができれば、美容や健康に役立つ効果を得ることができます。

そこでこの記事では、もずく酢が危険な理由や、もずく酢のメリットとデメリットについて解説していきます。またもずく酢を、効果的に食べる方法もお伝えしますよ。

もずく酢が危険な理由

せっかく健康に良い食品のもずく酢も、食べ過ぎてしまうと危険な食品になってしまうのです。もずく酢を危険に感じる食品にしないためには、食べ過ぎないことが大切!

まずは、もずく酢の基礎知識から、危険な食べ方で身体に与えるデメリットがあるので紹介します。

危険と言われる3つの理由

①食物繊維や酢が下痢や胃痛の原因に

もずく酢を食べ過ぎてしまうと、食物繊維や酢の摂り過ぎになり、下痢や胃痛など体に悪い影響を与えてしまう可能性が高くなります。

もずくなどの海藻類は水溶性食物繊維が豊富で、水溶性食物繊維は腸の中でゼリー状になり便をやわらかくする作用があり、便秘には役立つ成分です。しかし、摂り過ぎてしまうと下痢につながる可能性があるので注意が必要です。

また、酢は胃痛を引き起こす原因にもなり、胃に違和感を感じることもあります。

②ヨウ素が甲状腺に悪い影響を与える危険

もずく酢の食べ過ぎにより、ヨウ素を摂り過ぎてしまうと甲状腺機能の低下に影響を与えてしまう可能性も…。

甲状腺ホルモンは、新陳代謝や体の活性化の原料になるヨウ素を分泌しています。体に必要な働きをする成分のヨウ素ですが、摂り過ぎてしまうと甲状腺機能の低下を招き、甲状腺ホルモンがうまく働かなくなる恐れがあるので注意が必要です。

③塩分の摂り過ぎによる影響

もずく酢の塩分の摂り過ぎは、高血圧になる可能性が高くなり、脳卒中や心筋梗塞になる危険があります。また、腎結石、骨粗しょう症などのリスクにも繋がる可能性があるため注意が必要です。

もずく酢は塩分を多く含んでいるため、汁を全て飲むのを避けることで、リスクの軽減ができるでしょう。

もずく酢はどんなもの?

もずく酢は、栄養素の高い食品として、ダイエットに効果があるといわれています。また、もずく酢のもずくには、ぬめり成分である水溶性食物繊維のフコイダンや、丈夫な骨をつくるカルシウムやマグネシウムといった、ミネラルを多く含んでいる特徴があります。

なお、もずく酢は、3つパックで三杯酢や黒酢味でスーパーなどに販売されており、身近な食品で手軽に購入することができますよ。

もずく酢を安全に食べるには

さっぱりしたものが食べたくなった時や、疲れた時などにつるりと食べやすいもずく酢は、ついつい食べ過ぎてしまうことも…。ですが、もずく酢は食べ過ぎずに注意すれば、体に良いことも多くありますよ!

もずく酢を安全に食べる量とは

もずく酢は食事の中でも副菜となる1品ですが、甲状腺ホルモンの主原料であるヨウ素を含んでいます。ヨウ素は体に必要なミネラルですが、必要量はごく少量です。甲状腺に異常がある人などが食べ過ぎてしまうと、甲状腺の機能低下を招いてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

摂取量としては、小鉢1杯(70g)を目安にするのが良いとされています。さらに、他の食材の副菜も取り入れて栄養バランスの整った食事を心がけると良いでしょう。

フコイダンはダイエットや健康維持になる

ぬめり成分のフコイダンを含むもずく酢は、免疫活性作用効果で免疫力が上がります。

もずくに含まれる成分のフコイダンなどのミネラルは肌のつやをキープする働きがあり、酢と一緒に取り入れると効果がアップするでしょう。また、フコイダンは尿をアルカリ性に近づけてくれるので、体内の尿酸を排出する働きがあり痛風予防にも役立ちますよ。

体の機能にミネラルやビタミンが効果的

もずく酢はむくみ予防に良いとされるカリウムをはじめ、体の機能を補助する働きのミネラル類を多く取り入れられます。その他にも、ナトリウムやヨウ素、骨や筋肉などの働きに役立つカルシウムや、不足しがちなマグネシウムも含まれており、ミネラルを補うには優れた1品。

また、病気の予防や健康維持に必要なビタミンも多く含まれており、抗酸化作用でがん予防にも効果的です。そして、もずく酢の味付けに使われている酢もまた健康に良い働きがあります。

美味しく食べる方法

もずく酢のもずくは、焼いても揚げても美味しく、加熱しても栄養素が壊れにくいのでいろいろな調理法で取り入れることができる便利な食材です。もずく酢以外にも、おすすめな調理法で効果的に栄養素を取り入れることができるのでご紹介します。

納豆と組み合わせて血糖値をコントロール 

もずく酢と納豆は相性の良い食材で、一緒に食べることで相乗効果が望めます。もずく酢は血糖値の上昇を抑える働きがあり、納豆には食物繊維や糖の吸収を抑える働きがあるので、血糖値の急上昇を抑え込む力がさらにアップすることにつながります。

血糖値が気になる方には、おすすめの組み合わせです。さらに、もずく酢を食べるタイミングを、朝食や夕食などの最初に食べると、血糖値の上昇をおさえ、糖尿病予防の効果があります。

もずくの特徴を100%味わう活かし方

もずく酢は、加熱しても栄養素が壊れにくいので、スープに入れることができます。加熱することで、スープに水溶性食物繊維のフコイダンが溶け出し、吸収効率がアップして、もずくの良さを余すことなく堪能することができます。

また、もずく酢のとろみが加わり、満腹感も与えてくれるので太りにくくおすすめです。

まとめ

食べ過ぎはどんなものでもよくありません。

もずく酢は、栄養素が豊富で、ダイエットや便秘解消などに効果があります。また、水溶性食物繊維であるフコイダンを海藻類で一番多く含んでおり、酢やスープと一緒に取り入れるのが効果的でおすすめの調理法です。

さらに、もずく酢を食事の最初に食べると、血糖値の上昇を抑えてくれるほか、免疫力の向上や骨粗しょう症の予防につながります。

もずく酢の危険な食べ過ぎに注意して、小鉢1杯を目安に取り入れると健康維持ができ、生き生きとした暮らしが手に入ることでしょう。

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ささ
食と肉の専門家 美味しいお酒を探し求めながら、全国をふらふら歩いています。 多くの焼肉店から多くの飲食外店を食べ歩き 最高の食を多くの人に提供します。
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